COLUMN

Akiyo Yagyu chapter2

Akiyo Yagyu chapter2

ご出身も京都ですか?

出身は香川県です。高校から親戚がいる兵庫県に出てきて、途中でオーストラリアに留学し、南米にも行きました。
帰国後、造形大に入学しました。
以降、ずっと京都在住なので、生きていくための基盤は京都で出来上がったと感じています。

Akiyo Yagyu chapter2

自転車には乗りますか?

京都ではみなさん、よく自転車を使いますね。
でも、大学生の荒い運転が怖いし、街中は信号がない碁盤の目なので飛ばしている人が多く、
私は2年前に京都で自転車に乗るのはやめたんです。
道端に置いておくと、行政により撤去されることも多々あります。
自転車利用者が多い割には、自転車置き場の数も少なく整備が進んでいないと思います。

では、移動は徒歩ですか?

そうですね。キャリーバッグを持っての移動が多いです。
朝は必ず、仕事の前にヨガに行って体調を整えるようにしているので、
ヨガに使うものとパソコン、その日の仕事道具を入れて出かけます。

Akiyo Yagyu chapter2

ヨガを毎朝やってるんですね!

ヨガはもう日課というか……
やるのとやらないのでは仕事のパフォーマンスが全然違います。
忙しいからといって、ヨガで呼吸を整えたり体を温めないと、午後に急にパフォーマンスが低下してきます。
仕事上、進行するプロジェクトが多く、いつも大量のコミュニケーションをとっています。
いつも頭をクリアにし、どれだけ短時間で同時に作業を終わらせるかが重要です。
夜遅くまで働き続けるより、朝に1日のリズムを作ってしまった方が、効率は圧倒的に上がっています。

こだわって選んでるものはありますか?

私は薬品が体に合わない体質なので、農薬や添加物を避けて生活しており、食事は限られてきます。
家では全て無農薬の野菜や、抗生物質などが使用されていない肉や卵で料理をしていて、
外食でも同じような意識の店に行くようにしています。

食と良いアートって一緒だと思っているんです。
人間を作る根幹が食で、その根幹から出てくるものがアートです。
食をはじめ、五感も知識も良質なものをインプットしていないと、洗練された表現は出てこないと考えています。
不自然な食事をやめて、自然に沿った生活をし始めると、
今まで見えなかったものがディテールまで良く見えるようになります。
作品を見た時も、一瞬でどういう作家がどういう精神状態で作ったかが分かるようになります。
日々の生活でもクオリティを追求することは、アートの仕事をする上ではとても重要なことです。

Akiyo Yagyu chapter2

もの、こと、体は全部つながっているんですね。

もともと東洋医学や自然療法に傾倒しているからか、物事の調和を測って、自然と生きてゆけば、
万物はいつも良い方向に流れてゆくと思っています。
生きていると色々ありますが、そういう流れを自ら作っていきたいです。

Akiyo Yagyu chapter2
柳生アキヨ

<プロフィール>

柳生アキヨ
1988年生まれ。京都在住。京都造形芸術大学美術工芸学科卒業。
ARTOTHEQUE アートコンサルタント、ARTISTS' FAIR KYOTO コーディネーター、Y-Labs 株式会社アートアドバイザー、椿昇・香月美菜エージェント。
中国足心道療術師。

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