販売員としてしかアパレルと携わったことがなかった頃に、しっくりこなかったというか、
もうちょっと興味を掘り下げていきたいと思ってました。
その後に、学園祭のクラスTシャツとか部活ユニフォームとかをプリントする会社のデザイン部署に入って、
イラストレーターの作業とか、ものづくりに関わっていったんです。
そこで、印刷や縫製の協力工場の人との繋がりを活かして、
先輩たちと作りたいものを作り始めたんですね。
それでスイッチが入ったっていうか。
たかがTシャツなんだけど、
こうやればできるんだと思えたのが大きなきっかけになってます。
その時に作ってたTシャツも一張羅をつくるというよりか、
「寝巻きにしなよ」って仲間内に配ったりしてましたね。
のちに本当にパジャマを作ることになるんですけど。
パジャマだけで食べられるようになった最初の頃はしばらく葛藤があって、
本当に遊びだけで食えてる感じというか……おかしな話なんですが、無職になった感覚が強かったです。
そんな中、同世代で自分の好きを仕事にして、ちゃんと商売として確立させて、
開拓して進もうとしている人たちを見たり、知ったり、
友達になったりして、めちゃくちゃ影響を受けました。
眠りって本当に大切なものだから、そこで身に着けるもの、
家で寛ぐことにこだわるってある種の究極だと思うんです。
自分がパジャマというものに辿り着けて、ラッキーでしたね。
もの買うときは慎重になりますね。
ブランドよりも、作ってる人であったり、アーティストの作品であったりが多いです。
そこにお金を使うことがその人の活動の応援にもなるという感覚があります。
なんか、ものから迫ってくるってありますよね。
「これキテんなー」っていう。
実用性とか目的というとこから外れたところで感情を揺さぶられることがある。
今はそういうものにお金を落としたいですね。
見栄とかはないんですよ。
こういう時計をつけてどうこうとか、
ブランドのロゴがでっかく入ってる洋服も着ないし。
いい車に乗ってはみたいけど、所有する必要はあるのかなって。
家の中でくつろげる暮らしのために、それが実用的であってもなくても、
そういう価値を探して手に入れたいですね。
そうかもしれませんね。
その時のタイミングや気分もありますし。
巡り合わせとかも重要なとこですね。
そういうお金の使い方をして手に入れるものに惹かれてるんですよね。
MUNIのサイトを見て、普遍的にいいと思える商品があってすごく感心しました。
グリップにマグネットがついてて、どこでもスタンドにできる商品があるじゃないですか。
スタンドがなくてもあそこにマグネットがついてることで、すごく利便性があるなーって。
自転車を停める時に、行動をひとつ省くことができてる。
僕も、ものづくりしてて人の行動をひとつ省くことができた時ってすごく手応え感じます。
例えばこのパジャマは、前後ろ両方履けるスウェットパンツなんですよ。
どっちにもウエストの締め紐があって、後ろポケットも両方についてるんですけど、
前に来たとしても使いやすいんですよね。
履くときに前後確認する動作を省けて、何となく履いたらそれが正解っていう。
それでいてシルエットが良ければ、僕の中で「ちゃんと表現できたな」と思います。
乗ってますよ!
2台乗ってて、1台は子どもたちを乗せる電動自転車です。
2歳と5歳になる子どもがいて、前と後ろに乗せて送り迎えしてますね。
電動の自転車に乗って、改めて、
そういうのが無かった時代はお母さんたち大変だっただろうなーと思いますよ。
東京は坂道が多いので、こげないと押すしかないですし、
スーパーで買い物したら子ども2人と合わせてほんとに重たくなりますから。
電動自転車はすごく重宝してます。
それと、子どもが産まれる前に買ったロードバイクですね。
そんなに本格的なものではないですけど、
乗り降りしやすいミキストというフレームで、街乗りしてますね。
天気さえ良ければどこにでも行きますよ。
娘の幼稚園が原宿にあるので、毎日送り迎えです。
まさか僕も修学旅行で来た竹下通りに、
こんな形で通うことになるとは思いませんでした。
打ち合わせも自転車で行きますし、生地を見に行ったりとか、
子どもを寝かした後に夜遊びに行ったりするのにも自転車移動が多いです。
<プロフィール>
NOWHAW
"寝心地最優先"を合言葉に、ON/OFFに作用する心地よく寛ぐためのナイスパジャマを提案するパジャマブランド。
HP:https://www.nowhaw.com
online shop:https://nowhaw.shop-pro.jp/