COLUMN

Haruka Sakota chapter2

Haruka Sakota chapter2

現在されている食関連の仕事について教えてください。

夫がフードコンサルタントなのですが、2016年から2020年3月までの4年間は、
茨城県つくば市のaoiotoというカフェのメニューを
オープニングから夫がプロデュースして、私はそのカフェのデザインを担当しました。
食とデザイン・映像を組み合わせていこうと、
2018年には「cobalt」というプラットフォームも立ち上げました。

どういうお店なんですか?

aoiotoはフレンチがベースのカフェ。
隣が素敵なお花屋さんで行き来が出来るので、世界観が繋がるようにしました。
「どうやったら店内を森の中みたいに見せられるんだろう?」と、
試行錯誤しながら作ったんです。

食とデザインの視点が繋がりますね。

そうなんです。
あと、小さい子どもが2人いるので絵本作りをやっています。
私が絵を担当し、夫がお話を書いています。
のちのち、絵本を使ったインスタレーションをするところまで持っていきたいです。
絵本の世界を立体的な映像として体験できるようなものを作りたいですね。
なかなかゴールは遠いですが。

絵本の中に入り込むような感じですね。

これは旅の中で得た感覚なんですけど…360度、
何もない荒野で夕日を見ていると、正面では日が沈んでいく一方で、
右の方からは鳥の群れが飛んでくる。
左の方では雲が刻々と色を変化させてる。
一度にいろんな事が起こってるのに、
視界が広すぎて全部同時に見ることができない……
「もったいない!」と。
そのパノラマ感みたいなのを表現できないかな、と構想しています。

見てみたいです。
絵本を作る時は、お子さん思い浮かべながら?

そうですね。子どもって基準が厳しいじゃないですか。
「これは嫌い」とか、「これはおもしろくない」とか、全然気を遣ってくれない(笑)。
子どもが見て楽しんでくれるものを作りたいというのは、
1個の基準として加わりました。

ものについても聞かせてください。
何か集めているものはありますか?

やっぱり、本ですかね……。

旅の途中でも買いましたか?

はい、何が書いてあるかわからないから、
とにかくフルカラーで見ていておもしろいものを買いました。
デザイン書とかアート本ですね。

海外でも旅をして、国内でも生活拠点を何度か移してますよね。
その度にものはどうしているんですか?

引っ越しの時に断捨離はしてはいるんだけど、
今はちょっとものがかさんじゃってるかな。
いつも量が減らせないのは、本とか、デザインが気に入った紙切れ系。
あとは画材に機材とか、ケーブルとか。

映像の?

昔VJをやってた時のケーブル類は、
いつか使うだろうなととってあります。
結構場所をとってるんですけどね。
あ、集めているものを思い出しました。
サンキャッチャーを集めてるんです。

キラキラぶら下がるインテリアですよね。

映像って暗いところでしか
映せないのが何とかできないかなと、昔から思っていて。
明るいところで、光を使って何かできないかなと思ってるんです。
何ができるかはまだわからないんですけど、集めています。
あれが1,000個くらい吊してあって、
光が当たって反射しまくったらすごく綺麗だろうなと。

着々とやりたいことを準備していますね……!
最近は自転車には乗りますか?

自転車大好きです!
つくばに住んでいた時「りんりんロード」っていう大きなサイクリングロードがあって、
そこがすごく気持ち良かったです。
もともと「筑波鉄道」が走っていたのが廃線になり、
線路を自転車用に舗装し直しているので、道がまっすぐで本当にいいんです。
周りは畑や田んぼの真ん中をすぱーっと走って行く感じで、
目の前には筑波山が見えて。
冬は雪をいただいた日光連山が見えることもあります。

私は車の免許を持っていないので、
普段の移動手段としても自転車を使うけど、
どちらかというと自分の楽しみとして乗ってます。

お子さんと自転車で走ることも?

子どもはまだ補助輪で走ってます。
もうちょっと大きくなったら、一緒にサイクリングロードとかも走れるかなあ。

Haruka Sakota chapter2
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<プロフィール>

迫田 悠
映像作家、グラフィックデザイナー。これまでにEGO WRAPPIN`、DREAMS COME TRUE、clammbon、ROVO、大沢伸一、Kaoru Inoue 等、数多くのアーティストのミュージックビデオやCDジャケット、ライブステージでの映像演出を手がける。2018年にcobalt設立。

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